脳卒中でも旅をあきらめない

楽しく気ままに進もう

イタリア旅行①ローマ

出発の直前まで徹夜でオードリーヘップバーン主演のローマの休日を鑑賞して大韓航空で仁川空港経由でローマに向かった。徹夜したおかげで機内ではぐっすり眠れた。ローマには19時半頃に到着したのですっかり暗くなっていたのでホテルに直行することにした。郊外の安いホテルなのでダ・ビンチ空港からタクシーで小一時間走った薄暗いエリアがローマの拠点だ。腹が減ったのでチェックイン後にフロントで近くで食事取れる場所があるか聞いてみたが、もう全て閉店している時間です、と笑いながら言われた。そうだよね、もう20時半過ぎだからね。少し散策してみた、大きなスーパーを発見したが、これも閉店してる。諦めて持参した柿の種と日本酒をイタリア上陸初日のディナーとする事にした。まあ良い。朝食はホテルで予約した。さあ、街に繰り出そう。タクシーの運転手さんに「ローマは初めてですか?」と聞かれたので「はい、ヘップバーンの映画のロケ地を回るつもりだ」と言うと「ははは、それなら任せろ」と言ってくれたのでコースはお任せする事にした。映画のシーンそのままで街は維持されていた。橋を渡り、川縁のパーティーでギターをぶっ壊したところだ、などとニヤニヤしながら車窓の景色を楽しんでいると、トレビの泉に到着だ。1時間後に迎えにくる約束してタクシーをおりた。やってる。やってる、大勢の人がコインを後ろ向きで投げている。やっぱり僕もやるよね。周辺にはジェラート屋さんが軒を連ねている。僕も早速ジェラートを購入してスペイン広場まで歩いてみた。階段にはジェラートを手にした人々が大量発生している。ここで飲食はしないで、と書いてあるが、みんな無視している。時折警察官みたいな人が笛を吹いて注意をしている様だが、みんな知らんぷりでジェラートを食べて記念写真を撮っていた。流石にベスパに乗って爆走している人はいなかった。残すは真実の口だな。あははは、長蛇の列に並んだが、必ずやるとは予想できたが、みんな袖に手を隠して大笑いしていた。僕はあえて半袖だったので恐る恐る口の手を入れてみたがやはり怖い。せめて食われた真似でもしてみるか、間抜けなのでやめた。あとはフォロロマーノコロッセオパンテオン神殿でたっぷり時間を使う事にした。

ローマ帝国、恐るべし、途方もない規模の遺跡だ。かつての帝国の繁栄ぶりが現代にもしっかり残っていた。圧巻、実物を見る事の大切さを実感した。今日はお店でしっかり夕食取りたいな。パスタだよね、やっぱり。翌日はバチカン観光をメインにした。明日からはトリノで二泊の予定だ。